==逆輸入感覚?! イベリコ豚に初挑戦の巻==
さすがにスペインに住んでるもんで、
ハモンイベリコ、
同ハブーゴ、
同ベジョタといった代モンは、もっちろん口にしたことがあるのだが、日本で『
ハモン』以上に人気(らしい)の『
イベリコ豚』肉は、自慢じゃないが食したことがなかった。
スペイン唯一にして最大のデパート『エル・コルテ・イングレス』では、以前から(と言ってもここ1年くらいか?)イベリコ豚肉が販売されているのは知ってたけど、
フツーの豚肉が美味なこの国であえて高いお金払って食べようとも思わなかったし、第一この国じゃ手塩にかけて育てた高級豚はハモンにするために存在しているものだ(と信じていた)。
生の高級豚を鉄板焼きにして食べるスペイン人は、未だに少数なはず。
それが、やれ
フェラン・アドリアだ!
フアン・マリ・アルザックだ!と、
ヌエバ・コシーナ(ヌーベル・キュージーヌの西語版)のスーパー・シェフたちが世界的にもてはやされ始めたのと相まって、調理しようのないハモンより調理しがいのある生肉に注目が集まったんだろうか?
いや、それよりハモンはけっこう
獣臭いというのと、スペイン政府の
貿易プロモーションが功を奏したことが、日本での盛況に影響しているのかもしれん。ウン。
そんな祖国でもてはやされているスペイン産イベリコ豚が、
我が家の近所のスーパーにもひそかに並び始めた。
なんとなく逆輸入感覚?
で、「こりゃーいっちょ食べてみんと!」と、強迫観念というか義務感に突き動かされて購入してみた。
パッケージには
405g /
5.24ユーロと書いてある。が、
カテゴリーは記されていない。ただ
Productos Ibéricos(イベリア・プロダクト)とあるのみ。
日本で販売されているものよりはこれでも随分安い(1kg=12.95ユーロ)が、これはいわゆる
ピエンソ(イベリコ豚ではあるが、特別な飼育はせず、白豚同様の飼料を与えて出荷重量まで飼育したもの)なんだろうか?
まぁいいさ、いいさ、細かいことは気にしない。
<生はこんなだった>
サイト『All Abouto Japan』
allabout.co.jp/gourmet/sanchoku/closeup/CU20040328A/index2.htm
を参考にウキウキと、ちょっと緊張しながらグリルパンで調理する。
食してみるとウ~ン、濃厚!!
スゴイ存在感。
脂が乗りまくっているし、柔らかいよ~。
私の大好物
骨付きカルビを、更にジューシーにマッタリと濃くした感じ。
405gを2人で食べてちょうどいいな。
そうそう、レタスたっぷりのサラダも忘れずにネ。
<焼くとこうなった>
で、結論なんだけど…「
タマにでいいかな、私は」。
年を取ったせいか、祖国を離れて長いせいか、とどのつまりは
刺身の方がよっぽどありがたいのだっだ。
デヘヘ…。