==やっとこさ、バカンス==
9月17日から10日間、カナリア諸島の
ランサロテ(LANZAROTE)
島と
フエルテベントゥーラ(FUERTEVENTURA)
島に
相方と2人で行ってきた。
ランサロテには私たちの親友夫妻
アマイア(Amaia)と
パパ・メイシャ(Papa Meissya)が住んでいる。
妊娠7ヶ月を過ぎたアマイアが出産する前に、彼らとゆっくり過ごし、ビーチでリラックスするのが目的だったが、
島は想像以上に魅力的で、そして見所満載で、結局はあたふたとあちこちを動き回ってしまった。
自然の雄大さと美しさは神々しく、絶対的で、感動の連続!!!!!!
滞在中ずっと両頬をバシッバシッと打たれ続けた感じだ。
これまで私は『山派』だとばっかり思い込んでいたが、今回の旅で
コンディションが整っている海は別モノ
なのだということがよーーーーーーく分かった。
ずいぶん昔に
テネリフェ(TENERIFE)
島に行ったときは、今回の100分の1の感激もなかったんだけど…なんでだろう?
年を取ったせいだろうか??
もしかしたら『楽しもう!』という気合の入れようが違ってたのかもしれない。
いずれにしても、太く短く、一瞬一瞬が充実した濃厚な10日間をびっちり生きて、これからもがんばろー!!
っていう気力をいーーーーーーっぱいもらって来た。
写真も山のように撮ったんだけど、今日は取り急ぎ
サワリの部分ということで、ちょっとだけ紹介する。
9月はこのブログほとんど更新できなかったから、10月には私が見てきたカナリアをあれこれと紹介していきたいなー
(…あくまで願望)と思っている。
ランサロテは、カナリアきっての火山島。
島の4分の1はこのような手付かずの天然火山地帯。
その広さ、50平方キロメートル!
今は
ティマンファジャ(TIMANFAYA)
国立自然公園になっている。
真ん中を突っ切る道路に走ってるのは、数台の車。
ランサロテ北部の
ファマラ(FAMARA)
海岸。
幅500m以上あるサラッサラの細かーーーーい砂浜が、5km以上も続く。
押し寄せる大西洋の荒波に洗われて、まるで大きな鏡のよう。
サーフィンのメッカの1つ。
フエルテベントゥーラは、『風の強い島』という意味。
カナリアの中では1番開発が進んでいない『
野生の島』。
砂と
海が最大の醍醐味といたってシンプルなのだが、あなどってはいけない!
その素晴らしさ&見事さは、桁外れで、圧倒的で、奥深い。
まずはこの砂丘。
詳しい広さは分からないが、東部が長さ10kmにわたってずーーーーーーっと砂漠。
今は
コラレホ(Corralejo)
国立自然公園になっている。
聞こえるのは、耳元でゴウゴウ騒ぐ風の音だけ。
サラサラの白砂にエメラルドグリーンの海、というビーチがてんこ盛りのフエルテベントゥーラだが、
南部の
コスタ・カルマ(Costa calma)から
モーロ・ハブレ(Morro Jable)にかけてものが、最大のメガ・ビーチ!!
少なくとも20km以上このような景色が続くのだ。
写真では、私がいる位置の高さやビーチまでの距離が分かりにくいが、ここはかなり高い丘の上。
この海岸まで降りるのに車で約15分かかった。
常に風が強く、毎夏各種サーフィンの世界大会が開催されている。
最終日は、アマイアとパパ・メイシャの計らいで、彼らの友人
フェルナンド(Fernando)にクルージングに連れて行ってもらった。
お弁当は、カリフォルニア巻きと車えびの塩ゆで。
絵に描いたような爽やかな好美男子フェルナンドの操縦で、大西洋をお散歩。
相方と私はヨットの先端にまたがり、初めての『タイタニックごっこ(?)』を経験。
デヘへ…至極爽快!
このあたりでゴハンにしようと錨を下ろしたのがこの場所。
オペラ界屈指の名歌手、故アルフレッド・クラウスの別荘(今は妹さんのものだとか)が頭上にそびえる断崖だ。
この岩場はランサロテでは知る人ぞ知る『ヌーディスト海岸』らしく、生まれたまんまの姿で思い思いにくつろぐ人々があちこちにいる。
今回の旅ではどれもこれも『生まれて初めて!』、『生きててよかったー!』という経験ばっかりだったのだけど、
極めつけはこの海での経験。
写真は、水深7メートルの完璧に透明な海水。
まるでプールの水のようでしょ?
水中めがねをつけて、お魚やわんさといるウニを眼下に見下ろしながらしばらく泳ぐ。
泳ぎ疲れて仰向けに大の字で浮かんだ時、具体的になんと表現したらいいのか分からない『
100%の至福感』に身も心も包まれた。
涙が出そうなというか、失禁しそうなというか…。
そして思わず「
あぁ、もうこのまま死んでもいい…」という言葉が、口をついて出た。
こんな感覚を味わったのは、生まれて初めてだった。
あぁ、夢のバカンス。
夢のカナリア…。
また行くゾー!