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Zon@ Japon 放送雑記



公美のスペインときど記 -21-

==やっとこさ、バカンス==

9月17日から10日間、カナリア諸島のランサロテ(LANZAROTE)フエルテベントゥーラ(FUERTEVENTURA)
相方と2人で行ってきた。

ランサロテには私たちの親友夫妻アマイア(Amaia)とパパ・メイシャ(Papa Meissya)が住んでいる。
妊娠7ヶ月を過ぎたアマイアが出産する前に、彼らとゆっくり過ごし、ビーチでリラックスするのが目的だったが、
島は想像以上に魅力的で、そして見所満載で、結局はあたふたとあちこちを動き回ってしまった。

自然の雄大さと美しさは神々しく、絶対的で、感動の連続!!!!!!
滞在中ずっと両頬をバシッバシッと打たれ続けた感じだ。

これまで私は『山派』だとばっかり思い込んでいたが、今回の旅でコンディションが整っている海は別モノ
なのだということがよーーーーーーく分かった。
ずいぶん昔にテネリフェ(TENERIFE)に行ったときは、今回の100分の1の感激もなかったんだけど…なんでだろう?
年を取ったせいだろうか??
もしかしたら『楽しもう!』という気合の入れようが違ってたのかもしれない。

いずれにしても、太く短く、一瞬一瞬が充実した濃厚な10日間をびっちり生きて、これからもがんばろー!!
っていう気力をいーーーーーーっぱいもらって来た。

写真も山のように撮ったんだけど、今日は取り急ぎサワリの部分ということで、ちょっとだけ紹介する。
9月はこのブログほとんど更新できなかったから、10月には私が見てきたカナリアをあれこれと紹介していきたいなー
(…あくまで願望)と思っている。
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ランサロテは、カナリアきっての火山島。
島の4分の1はこのような手付かずの天然火山地帯。
その広さ、50平方キロメートル!
今はティマンファジャ(TIMANFAYA)国立自然公園になっている。
真ん中を突っ切る道路に走ってるのは、数台の車。

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ランサロテ北部のファマラ(FAMARA)海岸
幅500m以上あるサラッサラの細かーーーーい砂浜が、5km以上も続く。
押し寄せる大西洋の荒波に洗われて、まるで大きな鏡のよう。
サーフィンのメッカの1つ。

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フエルテベントゥーラは、『風の強い島』という意味。
カナリアの中では1番開発が進んでいない『野生の島』。
が最大の醍醐味といたってシンプルなのだが、あなどってはいけない!
その素晴らしさ&見事さは、桁外れで、圧倒的で、奥深い。

まずはこの砂丘。
詳しい広さは分からないが、東部が長さ10kmにわたってずーーーーーーっと砂漠。
今はコラレホ(Corralejo)国立自然公園になっている。
聞こえるのは、耳元でゴウゴウ騒ぐ風の音だけ。

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サラサラの白砂にエメラルドグリーンの海、というビーチがてんこ盛りのフエルテベントゥーラだが、
南部のコスタ・カルマ(Costa calma)からモーロ・ハブレ(Morro Jable)にかけてものが、最大のメガ・ビーチ!!
少なくとも20km以上このような景色が続くのだ。
写真では、私がいる位置の高さやビーチまでの距離が分かりにくいが、ここはかなり高い丘の上。
この海岸まで降りるのに車で約15分かかった。
常に風が強く、毎夏各種サーフィンの世界大会が開催されている。

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最終日は、アマイアとパパ・メイシャの計らいで、彼らの友人フェルナンド(Fernando)にクルージングに連れて行ってもらった。
お弁当は、カリフォルニア巻きと車えびの塩ゆで。

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絵に描いたような爽やかな好美男子フェルナンドの操縦で、大西洋をお散歩。
相方と私はヨットの先端にまたがり、初めての『タイタニックごっこ(?)』を経験。
デヘへ…至極爽快!
このあたりでゴハンにしようと錨を下ろしたのがこの場所。
オペラ界屈指の名歌手、故アルフレッド・クラウスの別荘(今は妹さんのものだとか)が頭上にそびえる断崖だ。
この岩場はランサロテでは知る人ぞ知る『ヌーディスト海岸』らしく、生まれたまんまの姿で思い思いにくつろぐ人々があちこちにいる。

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今回の旅ではどれもこれも『生まれて初めて!』、『生きててよかったー!』という経験ばっかりだったのだけど、
極めつけはこの海での経験。

写真は、水深7メートルの完璧に透明な海水。
まるでプールの水のようでしょ?
水中めがねをつけて、お魚やわんさといるウニを眼下に見下ろしながらしばらく泳ぐ。
泳ぎ疲れて仰向けに大の字で浮かんだ時、具体的になんと表現したらいいのか分からない『100%の至福感』に身も心も包まれた。
涙が出そうなというか、失禁しそうなというか…。

そして思わず「あぁ、もうこのまま死んでもいい…」という言葉が、口をついて出た。
こんな感覚を味わったのは、生まれて初めてだった。

あぁ、夢のバカンス。

夢のカナリア…。

また行くゾー!
by zonajapon | 2005-09-30 23:55 | 公美のスペインときど記
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