ここで、再度「アメリカズカップ」の由来についてのおさらいを~!
1851年に英国で開催されたワイト島一周帆船レースに端を発する、最高峰のセーラーと最新鋭のセーリングマシンによる頂上対決。トロフィーは、1848年に王室御用達宝飾商「ガラード社」が造った銀製のカップで、第1回大会で米国の『アメリカ』号が勝利し、ビクトリア女王から下賜されたことからこの名が付いた。
©Chris Cameron
ACに名を残す著名人で最も有名なのは世界の紅茶王、トーマス・リプトン卿。1899年からカップ獲得に心血を注いだ彼は、32年間、5回にわたって挑み続け、全ての戦いに敗れた。6度目の挑戦を計画していたが、夢に見た銀杯を掲げることなく81歳で生涯を閉じた。
日本からは92年、95年、00年の3回『ニッポンチャレンジ』がACに打って出た。しかし、3度ともチャレンジャー決定シリーズの準決勝で敗退。日本チームとしての試みは00年でひとまずピリオドが打たれている。
挑戦チームを決定する今年度最後のレース(まずは「第13回 ルイ・ヴィトン・アクト」、次いで「ルイ・ヴィトン・カップ」)は、いよいよこの4月3日から始まる。