長崎出身の知人が、「長崎新聞」に掲載されたニュースとして、下記の情報を送ってくれた。
スペインのゲルニカで原爆展 6 月27日から
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館(長崎市平野町、多以良光善館長)は二十九日、史上初の無差別空爆から七十年を経たスペインのゲルニカ・ルモ市のゲルニカ平和博物館で六月二十七日から約二カ月半の間、長崎、広島の原爆展を開くと発表した。長崎原爆遺族会会長の下平作江さん(72)が開会式に出席し、被爆体験を語る。
同祈念館が開く海外原爆展は一昨年五月の米シカゴ、昨年八月の米ラスベガスに続き三回目。原爆投下後の惨状を写した写真パネル四十点や、被爆者の体内から見つかったガラス片など被災資料十点を展示。九月九日までの期間中、約一万人の入場者を見込んでいる。
ゲルニカでは一九三七年、スペイン内戦による無差別爆撃があり、多くの民間人が亡くなった。絵画の巨匠ピカソが、その惨状を「ゲルニカ」と題し描き上げたことでも有名。昨年夏、同祈念館が海外の平和博物館や団体に原爆展開催を呼び掛けたところ、ゲルニカ側から申し出があり開催を決めた。
被爆体験を語る下平さんは「民間人が無差別に殺されたという点で、長崎とゲルニカは同じ。現地の被災者とも交流し、平和の大切さを訴えたい」と語った。
同祈念館の多以良館長は「ピカソの作品は全世界で知名度が高く、その地で原爆展を開く意義は大きい。欧州をはじめ世界各地に平和推進を訴えたい」と話した。
La semana que viene va a empezar una exposición llamada “Hiroshima y Nagasaki” en Fundación Museo De la Paz De Gernika.
Fecha: Del 27 de junio al 2 de septiembre
Exposición itinerante organizada por el Nagasaki National Peace Memorial Hall que pretende mostrar a futuras generaciones lo ocurrido con las bombas atómicas de Hiroshima y Nagasaki en un trabajo a favor de la paz.
En agosto de 1945, dos bombas atómicas arrasaron por completo las ciudades de Hiroshima y Nagasaki llevándose por delante la vida de más de 200.000 personas. Aquellos que escaparon a la muerte sufrieron heridas físicas y psíquicas que les acompañarán para el resto de sus vidas.
Recordando lo ocurrido en Hiroshima y Nagasaki a las futuras generaciones, se quiere hacer también un homenaje a la necesidad de una Paz eterna y verdadera.
Lugar: Fundación Museo De la Paz De Gernika
Dirección: Foru plaza,1.E 48300 Gernika-Lumo. Bizkaia. Euskadi.
Tel.:(+34) 94 627 02 13
Fax:(+34) 94 625 86 08
E-mail: museoa@gernika-lumo.net
www.museodelapaz.org
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ヨーロッパに住み始めてからこの辺りの人々が、いかに-遠い東洋の国-日本に落とされた原爆についてよく認識し、遺憾に思っているか・・・というのを思い知った。
それに比べて当の被爆国・日本はどうだろう?
そりゃ、もうかれこれ60年以上前の出来事だけど、絶対に私たち日本人が忘れちゃいけないことなはず。
こうやって外国で展覧会や講演が行われるのは、とても有意義で素晴らしいことだけど、こういうニュースを目にするたび思うのは、この出来事に対する日本国内でのこれまでの扱い(少なくとも私の世代が受けてきた教育とかね。自分より上や下の世代の教育に関しては明確に知らないけど、例えば今の若い子たちの認識は、この辺りの人の比にならないほど低いでしょ?)を見直すべきだよな、ということなのだった。
この下平作江さんのお話、今だからこそ、私はとても聞いてみたい・・・。